アリシンとは?

ニンニク特有の臭いは、無臭のアリインがアリナーゼの作用を受けてアリシンになるためで、アリインのアリル基(S-Allyl-L-Cysteine-Sulfoxide)のかわりに同属のメチル基(S-Methyl-L-Cysteine-Sulfxide)、プロピル基(S-Propyl-L-Cysteine-Sulfoxide)、エチル基(S-Ethyl-L-Cysteine-Sulfoxide)などが置換している。これらを同属体とよんでいる。

このようにニンニクはS(硫黄)を含んだ化合物でS化合物とよんでいる。S化合物やS-H化合物は肝臓に働き、ログネートという酵素の働きをよくするので肝臓機能が亢進する。

重金属、アルコール、青酸などを早く分解し、排泄するため肝障害を防ぐ。肝臓は体内で最大の臓器であり、解毒工場でもある。そのため体外、体内からの毒物を無毒にする唯一の臓器である。その臓器の働きをよくするのがニンニクで、古くから肝臓の機能元進が強いことは経験的に熟知されている。

アリインは反応しなければ単なる蛋白質に過ぎない。反応し変化することによりアリシンになる。そのアリシンは単独で、蛋白質、脂質、ビタミン、カルシウム、リンなどと結合してより強い働きをする。働いて効力が無くなると、アンモニア、ピルビン酸、またアリシンが蛋白質や脂肪と結合し臭いは消滅する。

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