クロレラに糖尿病抑制効果の可能性

クロレラに糖尿病抑制効果の可能性

クロレラがインスリンの働きを弱め、糖尿病につながるレジスチン遺伝子を抑制することで糖尿病を抑制する効果があるという報告です。クロレラは栄養価が高い上、繁殖力が強いので未来の食料と言われ、色々研究がされているようです。今後も色々な報告があるかもしれませんね。

タンパク質など豊富な栄養素を含み、健康食品として知られるクロレラが、糖尿病予防に役立つ可能性のあることが分かった。関わる遺伝子を解析したことなどから明らかになったという。栄養の偏りやストレスなど生活習慣からくる肥満との関係が密接で、いまや国民病ともいえる糖尿病。さらなるクロレラの効能の解明が期待されている。

比較試験で検証

比較試験は、茨城キリスト教大学名誉教授の板倉弘重さんらのチームが平成22年8月から12月に実施。解析期間を経て、今年5月、東北大学(仙台市)で開かれた「日本栄養・食糧学会大会」と、6月、東京都内のマスコミ向けセミナーで発表された(具体的な数値は未公表)。

被験者は、40歳以上55歳未満の健康な男性60人。血糖値が正常より高く、糖尿病と診断されるよりも低い「糖尿病予備軍」だ。ランダムに2つのグループに分け、30人には市販のサン・クロレラ株を、残る30人には偽薬(そっくりだが、有効成分を含まないもの)をそれぞれ、いずれかを知らせずに毎日8グラムずつ、12週間飲用してもらった。

その結果、クロレラを飲用したグループで、血糖値を下げるインスリンの働きを弱め、糖尿病へとつながる「レジスチン遺伝子」の発現(遺伝情報が細胞の構造、機能に現れること)を有意に抑制したという。

「予想を上回る結果でした。つまり、クロレラ摂取によって血糖値に関わるレジスチン遺伝子の働きを抑えることができたことから、糖尿病の発症および発症後の合併症の予防が期待できます。ヒトでの試験を続けて、さらに解明していきたい」と板倉さんは話す。

動脈硬化にも?

私たちの食生活は“太る傾向”にあり、糖尿病などに苦しむ人が多い。

「クロレラは貧しい時代の栄養食でしたが、食生活を見直す現代にこそ、効果を期待される食品の一つだと思います。今回の試験は12週間でしたが、1年間ほど同様の試験を続けて糖尿病に対するクロレラの効果をさらに検証してみたい」

また、この試験では動脈硬化を抑える結果もみられた。クロレラ飲用群のLDLコレステロールやPAI-1など、動脈硬化に関わる臨床検査値が一方の群に比べ、有意に下がったという。

今回、2つのグループの比較試験に加え、遺伝子を綿密に解析する研究方法も採用した。「複数の栄養素を含む食品を評価するのにも価値があります。私たちは日々、いろいろな物を食べています。食生活を科学的、総合的に見直す契機になれば」と話す。

都内で6月に行われたセミナーの主催は「クロレラ健康栄養研究会」(東京都文京区)。クロレラへの理解を広め、研究を進めるために今年5月発足した。

事務局長の島崎秀雄さんは、「国民の健康意識は高まる一方、栄養バランスの悪い食生活が問題になっています。栄養素が個々に持つ効能効果を重視するよりも、さまざまな栄養素が総合的に作用して健康につながることに着目。クロレラの効能効果を実証していく研究を支援し、普及を通して健康長寿社会に貢献していきます」と話している。

引用:産経新聞(2012/07/6)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120706/bdy12070608020001-n1.htm

» [クロレラ]に戻る

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする