ニンニクの基本情報

ニンニク(Allium sativum)はユリ科でネギ属に変わりはないが、現在はヒガンバナ科になっている。これは遺伝的にみた命名であろう。和名は忍辱に基づく憎家からのものである。

日本で多く栽培されているニンニクの葉形は東洋種と西洋種の中間で、そのうちの六片種は韓国より渡来したものである(岩波生物学辞典を参考)。

地下に偏球形の鱗茎がある。内部は数個に分かれている。現在、日本で多く作られているもので、鱗茎が白いのでホワイト、大体六鱗なので六片、すなわちホワイト六片種と一般的によばれている。茎は円柱形で直立し、高さ60~100cm、数枚の葉が互生している。

世界的にみても品種は多くなく、日本で栽培されているオオニンニク、ヨーロッパで栽培されているヒメニンニクがある。

本草綱目に出てくるニンニクは「蒜」、これは小蒜である。お坊さんが食べてはならないという葷は、ニンニク、ニラ、ネギ、ラッキョウ、ショウガで、これを五葷とよんでいる。ニンニクの中国名は「蒜」、「萌」、「萌蒜」、「大蒜」、「中音」で、大蒜または蒜が一般的に使われている。

宮崎安貞著の農業全書によると、ニンニクには大小の種があり、栽培する時には大なる種を選べと書いてあるが、現在はそういう栽培はされていない。

馬鈴薯と同じようにニンニク片を直接栽培している。ニンニクには総苞があり、これは一般的に花とされているが種はできない。

故にニセ花とよばれている。世界的にニンニクの種類は多くはない。今後、遺伝子の操作で新品種も生まれるであろう。

米国と中国にはピンクのニンニクがある。ホワイト六片には大小あるが、植えられた土地により若干の差が出てくる。タマネギの如く大きなニンニクが日本でも作られているが、原産地が南米でエレファント種のようである。ホワイト六片種は産地により差があったが、現在は世界的に一定している。

» [ニンニクの概要]に戻る

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする