【ポリフェノール】種類や効能・効果などをサクッと紹介

ポリフェノール

ポリフェノールとは?

ポリフェノールの「ポリ」は「たくさんの」という意味で、「フェノール」はベンゼン環についた水酸基(OH)のこと。ポリフェノールは複数のフェノール性水酸基をもつ化合物の総称だ。その種類は4000種以上にものぼる。

ポリフェノールは種類ごとにそれぞれの効用をもっているが、共通しているのは抗酸化作用があること。活性酸素を除去するのでガンや老化防止に効果があることがわかっている。

また血中のLDL(悪玉)コレステロールの酸化を防ぐため、高脂血症などを予防できる。ポリフェノールが含まれる食品を摂るときは、ビタミンC、ビタミンE、β-カロテンなど同様に抗酸化作用のある物質を摂ると、より効果的だ。

ポリフェノールにおける抗酸化作用の仕組み

ポリフェノールとは植物に含まれる色素や苦みの成分で、光合成によってつくられるものです。

ほとんどすべての植物に存在し、その数は約300種にものぼります。化学構造をみると、OH基(水素基)がついているのが共通の特徴で、このOH基が活性酸素を除去するはたらきをし、残りの部分がそれぞれ独自の性質を表しています。

ポリフェノールはオールラウンドで効果を発揮する強い抗酸化作用

抗酸化作用を持つ成分としては、ビタミンCやビタミンEが知られていますが、ビタミンCは細胞の水溶性部分で、ビタミンEは脂溶性部分で作用を発揮します。

それぞれはたらく場所に制限があるのですが、ポリフェノールは、細胞間の水溶性部分を守りながら、脂溶性部分や細胞膜でも抗酸化作用がはたらくことがわかっています。つまり、ポリフェノールはオールラウンドプレーヤー。ポリフェノールはいつでもどこでも、OH基が発生した活性酸素を封じ込めて害のない物質に変えてくれるというわけなのです。

ポリフェノール摂取のコツ

ポリフェノールは水に溶けやすいため吸収されやすく、摂取してから約30分後には効果が出始めます。

けれども、ポリフェノールの効果は2~3時間しか持続せず、体内に蓄積もされません。つまり、ポリフェノールは即効性はあるものの持続性がないということ。

ポリフェノールを効果的に摂取するためには、ポリフェノールを含むさまざまな食品を、毎食はもちろんのこと、間食にもとることが大切。

朝昼晩の野菜料理は必須。間食やデザートにはポリフェノールを多く含むバナナやマンゴー、チョコレートなどを選ぶといいでしょう。

野菜のあくも大切なポリフェノールきんぴらごぼうをつくるとき、ごぼうを水にさらす人は多いはず。しかし、このあくもポリフェノールの仲間。水にさらさず調理をしたはうがいいかも!?

ポリフェノールの種類

アントシアニン

ポリフェノールがたくさん含まれると話題になった赤ワイン。アントシアニンはその原料となるブドウの皮にたくさん含まれているポリフェノールの仲間で色素の一つだ。赤ワインははかにもタンニン、カテキンなどを含み、相乗効果で抗酸化力を発揮する。アントシアニンは、ブルーベリーにも含まれている。

カカオマスポリフェノール

ココアやチョコレートに含まれ、活性酸素の活動を抑え、胃潰瘍などの予防にも効果があるという。

ウーロン茶ポリフェノール

ウーロン茶は、発酵の過程でウーロン茶ポリフェノールという成分を生み出す。体内のエネルギーの消費や中性脂肪の燃焼を促したり、血中のコレステロールを抑制する効果があるといわれている。

グァバ葉ポリフェノール

グァバ葉に含まれる。糖質をブドウ糖に変える酵素の働きを阻害するといわれており、結果的にインスリンの分泌が抑えられて血糖値が上がるのを抑制できる。

クロログン酸

じゃがいもやさつまいもの皮、コーヒーに含まれる。ガンの予防にも効果があるという。

そのほかにも大豆類に含まれるイソフラボンやサポニン、緑茶のカテキンやタンニン、そばのルチンもポリフェノールの一種。

ポリフェノールの種類ごとの効果・効能

強い抗酸化作用を共通のはたらきとして持つポリフェノールは、種類によって独自の機能性を持っています。

たとえば、ぶどうなどに含まれるアントシアニンは、肝臓の機能を高めるはたらきがあり、大豆に含まれるイソフラボンには女性ホルモンのバランスをととのえるはたらきが。

また、緑茶に含まれるカテキンには、殺菌作用や血中コレステロールを低下させるはたらきがあります。

このような固有の作用を知り、さまざまな食品をとれば、より効果的にポリフェノールを摂取することが可能です。

また赤ワインはポリフェノールの宝庫と言われます。動物性脂肪が好きなフランス人に動脈硬化が少ないのは、赤ワインのおかげ。こんな学説が発表されて注目を集めました。

赤ワインには、原料であるぶどうの種子にタンニン、カテキン、皮にリスベラロール、アントシア二ンなど、多くのポリフェノールが含まれています。

また、リスベラロールにもがん予防効果があることも判明。熟成期間が長く、色の濃い赤ワインほど抗酸化力が強いとされています。

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