
内臓脂肪が原因のぽっこりお腹は、メタボリックシンドロームの危険信号でもあります。
腹囲はメタボの診断項目のひとつにもなっています。基準値は男性85cm以上、女性90cm以上ですが、基準値を超えていなくても、ぽっこりお腹はメタボ予備軍です。メタボ脱出を図るには、エクササイズでのダイエットだけでなく、食事にも気を配りましょう。
メタボリック・シンドローム対策は規則正しい食生活から
脱・メタボリック・シンドロームには、まずカロリーをとりすぎないことが最も重要です。食べすぎないようにするのはもちろん、脂っこい食事や甘いもの、アルコールのとりすぎにも注意しましょう。
ハンバーガーなどのファストフードやインスタント食品は、カロリーが高く栄養バランスも良くありません。勿論、肥満にもつながります。
食事をするときには野菜をしっかりとり、肉中心ではなく魚や大豆食品などを取り入れたヘルシーな食事を心がけましょう。メタボリック・シンドローム対策のダイエットとして食事を抜くのはかえって逆効果の場合があります。1日3食を、規則正しくとることも大切です。
また、意外と見落としがちなのが食べるスピードです。早食いは消化によくないだけでなく、食べすぎの原因にもなってしまいます。食事の際にはよく噛んで、友人や家族との会話も楽しみながら、少なくとも30分程度の時間をかけて食べるようにしましょう。
ぽっこりお腹エクセサイズのやり方
ポッコリお腹ダイエットは食事にプラスしてエクセサイズも合わせると効果増大です。かと言ってハードなものは長続きしません。ここでは、毎日できる簡単なポッコリお腹向けエクセサイズをご紹介します。勿論、このポッコリお腹エクセサイズはメタボにも効果的です。
もも上げエクササイズ
下腹部に力を入れてゆっくりと足を上げ下げします。
イスはキャスターなどのついていないものを使いましよう。
- イスに腰かけ、手をついて体を支える。下腹部に力を入れて、ひざを引き上げるような感覚でゆっくり上げ、5秒程度キープ。
- 床までゆっくり下ろす(1セット)。腰を痛めないように、背中は丸めて行いましょう。床に座って行っても○。
●目標回数:10セット
ひざかかえエクササイズ
下腹部の引き締めに効果的。寝たままできるので、お休み前にベッドで行うのもおすすめです。
- 仰向けに寝た状態で、両ひざをかかえる。
- 下腹部を意識しながら、ひざを胸にゆっくり引き寄せ、ゆっくり戻す。
●目標回数5~10回
プチ腹筋エクササイズ
よい姿勢をキープするためにも必要な、上腹部の筋肉を鍛えます。
- 両ひざを立てて仰向けに寝る。両手を組んで上腹部に置く。
- あごを引いて、背中を丸めるようにしながら上体をゆっくり起こす。上腹部が固くなったところで、その状態を5秒キープし、ゆっくり元に戻す。
●目標回数5~10回
ウェストひねりエクササイズ
くびれたウエストに欠かせない、わき腹のシェイプ。
- 床に座って両手を後ろにつき、右足が上になるように足を組む。
- 組んだ足を左へ倒し、上半身を右にひねる。左右を変えて同様に行う。
(左右あわせて1セット)
●目標回数5~10回