【むくみ】原因や解消法などを詳しく紹介

むくみの原因や解消法

むくみは、足の甲やすねの部分を押すとくぼみができたり、顔がはれぼったくなることなどで気づかれます。

組織の血管外の細胞間を満たす液体を組織液といいますが、むくみはこの組織液が異常に増加した状態です。

むくみの原因

むくみの原因としては血管の透過性の克進、毛細血管圧の上昇、低蛋白症に伴う浸透圧の変化、リンパ循環の障害などが挙げられます。

むくみは医学用語では浮腫といいますが、浮腫は大きく分けて、局所性浮腫と全身性浮腫に分けられます。

局所性浮腫とは静脈の閉塞、炎症、リンパの循環障害、アレルギーなどから生じた体の一部分の浮腫です。

これに対し、全身性浮腫というのは心臓の働きが悪かったり(心不全)、腎臓の働きが悪かったり(腎不全、ネフローゼ症候群、急性腎炎)、肝臓の機能が低下していたり(肝硬変)、甲状腺機能が低下していたり、栄養状態が悪かったりすることで全身のむくみが生じるもので、胸水や腹水を伴うこともあります。このほかに特発性浮腫といわれる原因不明の浮腫や生理的な浮腫もあります。

危険なむくみ

夕方になると足がむくんで、靴がきつくなる、朝起きたときにまぶたや顔が腫れぼったい、といった訴える人が多くいます。またみなさんも一度はこのようなむくみの経験をしたことがあるのではないかと思います。

このむくみは、さまざまな原因で、体の組織の間にある組織間液と呼ばれる液体成分が異常に増加することによって起こります。

原因としては、日常生活における水分やミネラルのバランスの乱れがありますが、それ以外に心臓や肝臓、腎臓といった重要な臓器の異常もあり得るので注意が必要です。

日常的に起こる、特に病的ではないむくみの原因としては、アルコールや塩分の過剰な摂取があげられます。

アルコールを飲み過ぎたり、塩辛い食べ物を食べ過ぎた翌日などに、顔やまぶたが腫れぼったくなったりすることはよく見られる現象です。

女性で極端なダイエットをした場合などに血液中のタンパク質が減少するとむくみが出る可能性があります。さらに、仕事や家事などで長時間立ったままでいると、足に血液がたまって、むくみが起こることがあります。

また、女性では月経前や妊娠中などにホルモンの影響でむくみが出ることもあります。

これらの日常よく認められるむくみは、通常一時的で、数日以上続くことはほとんどありません。しかし、むくみが数日以上続いたり、息切れや動悼、全身の倦怠感、食欲不振、尿量の減少、体重の増加などを伴う場合には、心臓や肝臓、腎臓といった重要な臓器の異常によって起こっている可能性があります。

心臓の異常としては心臓肥大や心筋梗塞、心臓弁膜症、種々の心筋症などの心臓病があります。また、肝臓の疾患では、種々の慢性肝炎や肝硬変などがむくみの原因としてあげられます。

さらに、腎臓の異常としては急性や慢性の腎炎や糖尿病による腎障害、ネフローゼ症候群などがあります。

これらの重要な臓器の異常によって起こるむくみは、各臓器の機能不全を示す重大なサインと考えられますので、これを放置することは危険なことです。

したがって、むくみがなかなか消えないときや、さまざまな症状を伴うときには医療機関を受診して、医師の診察や精密検査を受け、必要な場合には医師の指示に従って、十分な治療を受けるようにしてください。特に、むくみのひどい場合には、

まず一般内科を受診し、その結果、循環器、消化器、腎臓の専門医を紹介してもらうのがベストと考えられます。

むくみの検査

血液検査(腎機能、肝機能、血糖、血清蛋白のチェック)、尿検査(尿蛋白の有無)、胸部Ⅹ線、心電図検査などを行います。さらに必要なら、甲状腺機能検査、腹部超音波、心臓超音波、骨盤CTなどの検査をします。

むくみの治療

原因疾患によって治療は異なり原因疾患そのものの治療が必要ですが、むくみを改善するには、塩分制限(およそ1日7g以下)が基本となります。

塩分制限で効果が少なければ、水分もある程度制限する場合もあります。利尿剤はむくみの改善に著明な効果がありますが、長期連用すると副作用が問題になることもありますので注意が必要です。

むくみの受診が必要な場合

息切れがある、尿量が明らかに減ったなどの症状を伴えばすぐに受診すべきです。軽度のむくみでも持続する場合は、一度は受診したほうがよいでしょう。

むくみの時に受診すべき診療科

内科、循環器内科。

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